2018年は下記の日程で実施しました。

 

1月22日   2月27日   3月27日   4月24日

 

5月22日   6月26日   7月24日   8月28日

 

9月25日   10月23日   11月27日  12月25日


2月10日:がん市民公開講座

 

国立病院機構・沼田病院・地域医療研修センターにて行われたシンポジウム、「『がん患者」と「医療者」のすきまを埋めるために何ができるか」のパネルディスカッションに、パネラーとして 参加しました。

 

<第1部> 基調講演「そこにいるだけで価値ある存在」

講師:樋野興夫先生

 

 

<第2部> パネルディスカッション「患者と医療者の隙間を埋めるには~」

パネリスト:医師、看護師、薬剤師、理学療法士、相談員、なごみカフェ代表・塚本恵美子

 

*パネルディスカッションでは、患者の立場から「どんなことが医療者からされて嬉しかったか」「医療者に思うこと」などを

お話しさせて頂きました。医師からはご自身のがん体験談を交えたお話があり、参加者も真剣に耳を傾けていました。「がん患者になって始めて患者さんの思いを理解できた。がん告知の仕方などに変化が生じている」など、とても貴重なお話を拝聴することができました。医療者側のご苦労されている部分などを知ることができ、「患者と医療の隙間を埋めるために」こ のようなディスカッションの場は必要だと痛感しました。


2月16日:スペシャルカフェ

 

伊勢崎市社会福祉会館において、「がん哲学カフェとは」をテーマに樋野興夫先生をお迎えし、スペシャルカフェを開催しました。

 

参加者は、地域の病院、重度心身障害施設より、医師の方々、野田がん哲学外来&メディカルカフェの主催者、がん患者、遺族、ご家族、市民の方などが参加されまた。

 

カフェでは樋野先生への質問コーナーと、「医療者が思う事」として、清水清美先生、田中宏子先生が各々の視点と立場からお話をしていただきました。

 

元上部大学看護学部准教授・高野みどり先生からは、看護~患者のご家族として思うことや。がん哲学カフェの主宰者として感じていることを語っていただきました。

 

参加者からは、「医師のお話を病院以外聞く機会がないのでとても貴重な時間でした」「樋野先生が紹介された精神科医・神谷美恵子さんの名言、人間にとっての『生きがい』の問題を追求した人のことをもっと知りたいと思いました。カフェの終了後、すぐに神谷美恵子さんのことを調べたらすごい名言がありました。『死に直面した人の心を一番苦しめるものの一つは、“果たして自分の人生に意味があったか”ということ』。改めて自分の人生を振り返ることができてよかったです」「もう少し樋野先生のお話をお聞きしたかったです」との感想をいただきました。皆様のご意見などを今後のカフェの開催に役立てたいと思います。

 


6月30日:がん哲学外来ナース部会シンポジウム

中野キングスガーデンにて行われたシンポジウムのパネルディスカッションに、パネラーとして参加しました。

 

<第1部> 基調講演『人に寄り添う』

(高山千春氏;群馬大学附属病院、聖路加国際大学大学院看護学研究科、がん哲学外来ナース部会副代表)

 

<第2部> 『がんばりすぎない、悲しみすぎない ~より良い寄り添いのために~』

パネリスト:白鷺メディカルカフェ 代表、東村山がん哲学外来 カフェ 代表、目白がん哲学外来メディカルカフェ代表がん哲学外来なごみカフェ代表

特別講演『がんばりすぎない、悲しみ過ぎない ~より良い寄り添いのために~』樋野興夫先生

 

*パネルディスカッションではカフェの代表が創設した時の心境などから今に至るまでの体験談を交えて、「より良い寄り添い」についてディスカッションし、大いに盛り上がりました。


10月4日:遠山親水舎

 

NPO法人・いせさきNPO協議会・社会貢献ネット主催の自由な情報交流会『遠山親水舎』に参加させて頂きました。

 

NPOや地域団体や活動に関心がある人などが集まって自由に話せる場であり、地域の活性化に向けて1人や1団体ではできなかったことを連携で行うための情報交換の場です。

 

 

*ディスカッションでは、なごみカフェ代表・塚本恵美子が「がん哲学外来メディカルカフェ」についてお話をさせて頂きました。福祉や介護、教育、スポーツなどに携わる

関係者の中で「がん哲学」を紹介するのは始めての経験で、とても新鮮でした。心理、介護関係に携わる方々と共通点があり患者、ご家族との向き合い方や心のケアの具体的な方法などについて情報交換をさせて頂きました。


10月12日:若者カフェ

 

コーヒーセッション20分  

本の輪読<あなたは価値ある存在>

 

がん患者さん(初参加の方も1名)、市民の方に加え、大学生のボランティアさんが2名参加してくれました。

 

学生ボランティアさんは、ほとんどお子さんを対象に活動してきたため、始めてこのようなカフェに参加をしたそうです。1名の学生さんは、心理学を学んでおり「がん哲学外来の活動」にとても興味を持たれていました。「こういった活動があることを知らなかったのでとても勉強になりました」「自分が何かの役に立てるなら嬉しいです」と学生さんより感想を頂きました。

 

患者さんが治療の副作用などで家に引きこもりがちになるということはよく耳にしますが、足を運んで頂けて感謝です。挽きたてのコーヒーを飲みながらいつもとは違うカフェの雰囲気に包まれ学生さん方と楽しく過ごすことができました。とても素敵なコミュニティの場になりました。